岩上安身は2026年6月18日、現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏に、連続インタビューの6回目を行なった。
米シカゴ大学教授のジョン・ミアシャイマー氏は、「イスラエルと米国は、腰でつながっている(切っても切れない関係にある)結合双生児である」と指摘している。
それは、単に米国政府とイスラエル政府が外交レベルで密接に結びついているというだけでなく、犯罪シンジケート同士も一体化しており、みんながみんな、互いに切っても切れない関係になっている、という意味である。
- 重要!! 京都大学法学部准教授パスカル・ロッタ氏によるアーロン・グッド博士インタビュー(その6)(日刊IWJガイド、2026年6月15日)
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宮田氏は、「宗教シオニズムの父」とされるアブラハム・アイザック・クックの甥で、武装組織「イルグン」のメンバーだったヒレル・クックが、1940年に米国へ渡り、米国のユダヤ人マフィアに、英国やアラブ人と戦うための資金や武器の提供を要請していたことを、次のように解説した。
「『イルグン』は、現在のネタニヤフ首相の与党『リクード』の前身組織です。
アブラハム・アイザック・クックは、ユダヤ教の聖職者ラビです。ユダヤ人が、パレスチナの地を支配することによって、メシアが到来すると説いて、今のイスラエルの極右のイデオロギーの元になっています。(中略)
ヒレル・クックは、『イスラエルの土地を広げる』という、修正シオニズムや宗教シオニズムの考えを持って、マフィアに支援を要請しました」。
さらに宮田氏は、「イルグン」が、「当時パレスチナを委任統治していた英当局に対しても、ひたすらテロを実行する組織だった」と述べ、1946年に、英国委任統治政府や英軍司令部が入る、エルサレムのキング・デイヴィッド・ホテルを爆破したことを紹介し、次のように明らかにした。
「だから、故エリザベス女王は、イスラエルに良い感情を持っていなかったと言われています。
エリザベス女王は、イスラエルにだけは、公式訪問しませんでした」。
一方、岩上安身は、「米国のユダヤ系犯罪シンジケートは、イスラエルに武器を密輸し、イルグン、ハガナー、レヒなどのユダヤ系テロ組織を支援していた」と解説し、その代表的な人物として、著名なユダヤ人マフィア、マイヤー・ランスキーを紹介した。
過激な反アラブ主義を掲げる「イルグン」は、1948年に、アラブ人の村デイル・ヤシンを襲撃し、住民100人を殺害した。
「イルグン」の指導者だったベギン首相は、「パレスチナ人は2本足で歩く野獣である」と公言している。レイシズムの塊のような発言である。ナチスによって虐げられてきた経験を、「虐待の連鎖」のようにパレスチナ人に対してナチスと同様のレイシズム、サディズムを受け継ぎ、発揮しているのである。
宮田氏は、「ベギンが訪米した時、(ユダヤ人である)アインシュタインやハンナ・アーレントは、『ニューヨーク・タイムズ』に意見広告を出し、デイル・ヤシンの虐殺を批判して、『(イルグンの後継である)へルート(自由)党のやっていることは、ナチスやファシストに酷似している』と批判しました」と紹介した。
宮田氏は、ユダヤ人知識人らによるこうした批判について、次のように解説した。
「『ユダヤ人の国』というものを作ろうとしたことが、そもそも間違いだったということです。
『ユダヤ人の国』という、その国境の中は、『ユダヤ人でなければいけない』という考えが(支配的となり)、(そのユダヤ人至上主義が)間違っている。
広くパレスチナという国家を作って、その中で、英国委任統治時代のように、アラブ人とユダヤ人が共存するような国家だったら、問題なかった。
ユダヤ人国家から、アラブ人を排除するという発想に、悲劇があるわけです」。




































