岩上安身は2026年6月18日、現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏に、連続インタビューの6回目を行なった。
「日本のイスラエル・ロビー」というテーマについて、検証した。
「日本イスラエル親善協会」の顧問を務める国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、「国際法を無視したイランの核開発は、イスラエルや米国の脅威のみならず、UAEやサウジ、カタール、イラン周辺の湾岸諸国の最大の脅威だった」などと主張している。
これに対して、宮田氏は、次のように反論した。
「イランの核開発が、『米国の脅威』だというのは、オーバーです。
UAEやサウジ、カタールといったこれらの国が、イランの核開発について何か(文句)を言ったということはないですね」。
さらに、岩上安身が「だいたい、イランはIAEAのもとで平和的に核開発し、国連安保理にドイツを加えた6ヶ国で監視する枠組みを作ってやってきていたのに、いつ、『国際法を無視した』のか?」と、疑問を呈すると、宮田氏は、以下のように続けた。
「イランは、NPT(核兵器不拡散条約)体制に入っていましたが、イスラエルは(NPT体制に)入っていませんからね。『国際法を無視』しているのは、イスラエルの方です」。
さらに、今年1月には、自民党、日本維新の会などを中心とした超党派の国会議員が、イスラエル政府からの招待を受けて、イスラエルを訪問した。
参加者の一人である小野寺五典元防衛大臣が、「今回のイスラエル訪問では(中略)防衛政策の情報収集も。イスラエルの多層化された防空システムにおける実戦でのミサイルとドローン対処能力は高精度で、日本のミサイル防衛にも重要な情報でした」と表明していることに対し、宮田氏は、以下のように批判した。
「『イスラエルの多層化された防空システム』というのは、実際にガザ攻撃に使われています。
7万3000人もの人を殺しているガザ攻撃で知見を得た、イスラエルの武器というものが、『重要な情報だった』と、日本の政治家が言ってはいけないと思います」。
この宮田氏のコメントに対し、岩上安身は、「それに加えて、この『多層化された防空システム』は、全然役に立たなかったのだから、リアリズムの実戦性においては、まったく国防の役に立たない。元防衛大臣なのに、リアリズムの認識においてもズレていますよね」と、強調した。
宮田氏は、このイスラエル訪問議員団について、「イスラエル政府から、お金をもらっているのではないか」との疑念を示している。
宮田氏は、参加者の一人である自民党の松川るい議員の夫が駐イスラエル日本大使であることを指摘して、「イスラエルのロビー活動が、ここにもあるのでしょう。もしかしたら選挙の時にも、何らかの協力があったのかもしれません」「あれだけ、米国や英国でイスラエル・ロビーが活動しているのですから、日本にもあっても不思議ではないですね」との疑念を示した。
■【エッセンス版・4】



































