岩上安身は2026年6月15日、現代イスラム研究センター理事長の宮田律(みやた おさむ)氏に、今年2月28日にイラン戦争が始まってから5回目となる連続インタビューを敢行した。
フランスで行われたG7サミットを前に、高市総理は『フィナンシャル・タイムズ』への寄稿で、自らをサッチャー英元首相になぞらえて、「日本の『鉄の女』」と自称した。
これに対して宮田氏は、当時の米レーガン政権が、ソ連と欧州とのガスパイプライン事業に制裁を科そうとしたことに対し、サッチャーが「主権侵害」だと激怒して、レーガンを引き下がらせたことを紹介し、次のように述べた。
「こういう強さが、高市さんの場合は、まったくない、という感じがします。
高市さんの場合、(日本の関係船が)ホルムズ海峡を通過するために、イランとの独自の外交ができたはずです。
親日家ののアラグチ(イラン外相)さんは、『その用意がある』と言っていたわけです。
でも高市さんには、まったくそれに応じる姿勢がありませんでした。
米国に遠慮して、日本の国益を失ってしまった、ということだと思います」。
さらに宮田氏は、原油の代替調達が「着実に進んでいる」と主張し、ナフサ不足は「目詰まり」だと言い張る高市政権に対し、次のように反論した。
「米国産の原油からは、ナフサは取れないそうです。
日本の精製施設は、中東産原油用になっているから、米国産原油を輸入しても、そこからはナフサが取れないということのようです。
そういうことを、政府は全然説明していませんよね。
(質のいい)中東産原油が、日本の輸入量の95%を占めるまでになった、米国産原油を買うことはなかったというのも、そのあたりに理由があるわけです。
そういったことを、政府は覆い隠している、という印象があります」。
宮田氏は、「高市さんという人は、誠実ではない感じがします」と語った。
■【エッセンス版・4】


































